「 ♪ シャーガス病 献血 ♪ 」 [ニュース]
献血でシャーガス病が、国内で初めて確認されたそうです。
恐ろしいことにその血液を製剤に使っていたらしいのです。
そもそも「シャーガス病」というのは、中南米に生息している「サシガメ」という
カメムシの仲間に寄生している「トリパノソーマ原虫」が「サシガメ」が人の血を吸う際に、
人体に入り込んで発症するそうです。
10年から20年くらいの間症状がでずに推移するのですが、心臓が徐々に肥大してきて、
心臓破裂で死亡することもあるという恐ろしい病気です。
国内に「サシガメ」事態は生息していませんが、母子感染や輸血、臓器移植などによる感染の
可能性があります。
今回も中南米出身の40歳代の男性から今年6月に採血された血から、このシャーガス病を起こす
病原体への感染でできる抗体や、病原体の遺伝子が検出されたのだということです。
この男性は2006年ごろから、シャーガス病対策を日赤が始めた昨年10月までの間に
9回献血を行い、日赤が保存しているこの男性の血液を調べたところ、どの血液にも抗体陽性の
反応がでているそうです。
今回発見された6月に献血された血液は血液製剤メーカーや医療機関への出荷を日赤が差止めることが
できたようなのですが、過去の9回分の献血された血液に関しては、その血液を基につくられた血液製剤
11本が8医療機関を通して約10人くらいの患者に投与されてしまった可能性があることが判明したそうです。
厚生省と日赤は、投与されてしまった約10人くらいの患者の特定や感染の有無の調査を進めているところ
だそうです。